今日は、大和証券のインターネットTVで行なわれた「いつまで続く
サブプライム問題インターネットライブ
セミナー」を見ました。
セミナーでは、
サブプライム問題は半分は終わったということを言っていました。少々楽観的過ぎかなと思って更に見続けると以下のようないくつかショッキングなこともアナウンスしていました。
・米国のリセッション(景気減退)は、今年の前半ではなく、後半にかけて起こる可能性が高い。後半になってからGDPがマイナスになるようなインパクトが徐々に出てくる。従って米国株も一時は戻すが年末にかけては再度大きく下落する恐れがある
・これからは、バリュー株(割安株)ではなくグロース株(成長株)が物色されるだろうとのこと。国別に見ても同様で、新興国株はグロースとして下値で買われるが日本株は国際的な位置づけはバリュー株なので今後も買いは入りにくい。
・米国が公的資金を経営危機の金融機関へ注入したり、不良債権を買い取るために注入することはあまり考えられない。もし、そのような事態が起こるときは、本格的にバブルがはじけたときであり、銀行がいくつも倒産するようなときなので、それこそ危機的状況である。
・現在の価格は安くなっているが、数十年以上でリターンを狙う超長期の投資家(中東のソブリンウェルスファンドなど)は買ってくる可能性はあるが、比較的短期から中期のリターン狙い投資家にとっては、まだ様子を見たほうが良い。
今年の後半に米国がリセッションに入る可能性が示唆されたことは、ちょっと驚きました。その前に戻りが一時的にあるとしたら、売りのタイミングかもしれません。
前回の記事でも書きましたが、
「ザ・クラッシュ―暴落から資産をどう守るか」という書籍には価格暴落時に政府が資金援助で介入するとかえって、正常な反発力をなくさせてしまい、価格の戻りが長期化する可能性があることを指摘していました。また、株価暴落時にFRBが断続的に利下げを行なうことでさらなる急落を誘う危険性があることも言及しています。
上記のような悪い例として、日本のバブル崩壊後20年経っても当時の株価を回復していないことを例にあげていました。またNASDAQも長期間回復してません。市場には介入せずにいたほうが健全だと言うことでしょうか。
今回の世界同時株安がどこまでいくか今のところ誰にもわかりません。最悪の場合は直近の高値から数年かけて70-80%の下落もありえることは日本のバブル崩壊でも実証済みです。また、バブルは崩壊するまで誰もバブルだったとは思っていないと言うのもバブルの特徴のようです。
さて、どうなるか市場のシグナルをしばらくの間は注意深く見守る必要があるようですね。
<ブログランキングに参加しています>
クリックお願いしま~す!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
テーマ : 投資日記 - ジャンル : 株式・投資・マネー
タグ : 早期リタイア セミナー サブプライム